B Corporationとは
Bコーポレーションは、米国ペンシルバニア州に本拠を置く非営利団体のB Labが運営している認証制度で、環境、社会に配慮した事業活動を行っており、アカウンタビリティや透明性などB Labの掲げる基準を満たした企業に対して与えられる民間認証です。「B」は「Benefit（ベネフィット：利益）」を意味しており、環境やコミュニティ、従業員といったステークホルダーに対する利益を指しています。
Bコーポレーションは国際的な広がりを見せており、米国以外ではカナダや中南米の企業が積極的に認定を受けております。アジアでは韓国を中心に中国、香港、台湾、ベトナムと認定企業が生まれており、当社は2018年1月に認証を取得し、日本で4社目（東京では1社目）の認証企業となりました。
Bコーポレーションの認定を受けるには、企業の環境・社会面のパフォーマンスが認定基準を満たしていることと、Bコーポレーションの理念に沿ったステークホルダーの定義や待遇について定款に明記する必要があります。認定後は収益に応じた年会費をB Labに納める必要があるほか、年に2度、Bインパクト・レポートを提出し、自社の環境・社会パフォーマンスを一般に公開する必要があります。
また、認証を維持するためには、2年に1度Bインパクト・アセスメントを受け、認定基準をクリアする必要があります。また、アセスメント内容は社会動向や世界のサステナビリティ基準の更新などに伴い2年に1度更新されるため、定期的にアセスメントの実施することで自社の改善状況の把握はもちろん、常に最新の社会動向や基準に沿った事業展開ができているかどうかを確認することができるようになります。
